カイシン。

誰にも伝える必要がないしうまく話せる自信もないがなんだか残しておきたいことをずらずら書き連ねる場所兼日記

身体がかゆくなったら思春期を過ぎているということらしい

昨夜、体がかゆすぎて朝方まで寝付けず、さすがに仕事にならん!と午前休を取って病院に行ってきた。

 

小さいころにアトピーを発症したが、小学生のどっかのタイミングで完治宣言を言い渡され、実際に壮絶なかゆみ(比喩表現ではなく、肌が裂け血が出て感覚が完全に痛みに変わるまで掻き続けなきゃ死ぬかゆみ)は長いこと消え去っていたので、てっきり俺の体からアトピーは消え去ったと思い込んでいた。

しかし大学生になってから再度同様の壮絶なかゆみが体を襲うようになった。場所は在りし日と同じ、肘の裏、ひざの裏、肩の裏(どこだ)周辺。何とかだましだまし血を噴き上げながら(実際に白いシャツをダメにしながら)耐えていたのだが、昨夜ついに我慢の限界が訪れてしまった。

 

 

泣きそうになりながら病院に駆け込んだらアトピー再発宣言を言い渡された。

聞くところによると、アトピーという病気は成人後の再発率が高い病気のよう。
その理由はというと、思春期は汗、脂が出やすく、肌も水分を保っているため一回症状が出なくなるそうなのだが、思春期を過ぎると肌がすっかり元の状態に戻り乾燥してくるため再発するのだそうだ。

 

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実のところ、学生時分(特に高校)は思春期っぽい思春期を過ごしたと自分で思ってなかった。親に対して横柄な態度をとることもなく、色恋沙汰も全くなく、ただ仲の良い男友達とドラクエのモンスター物まね*1をしたり、麻雀をしたり、ゲーセンに通ったり…。

いわゆる一般的な”思春期”、心が揺れ動き周囲のいろんなものに敏感になってちょっとずつ大人になっていく”思春期”というものは無かったように感じられる。”青春”の真っ只中には確かにいたが、”思春期”の中に僕はいなかった。

 

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実は今も心の何処かで「自分はまだ思春期なんじゃないか」と思っているフシがある。

体が震えあがって心臓が縮み上がるような恋とか、両親に対する反吐が出るような嫌悪感とか、自我に目覚めて深夜家を飛び出したりとか、ただ先延ばしにしているだけで明日いきなり思春期がやってくるんじゃないか、とひそかに期待していた。

 

でも、少なくとも体は思春期ではないようだ。はてさて心はどうかはわからないが、こんなブログを書いている時点であまり期待はできないだろう。逆に体が大人で心が思春期だなんて、結構な厄介者だし、自分自身そういう人は苦手な部類だし。

 

というわけで、「僕の思春期はとっくに終わっていた」ということを知って、また一つ大人になりました。これからもお仕事頑張ります。

 


どうでもいいけど、体が思春期ってワード、自分で打っててフフッてなりました。

*1:ゲマ、エビルスピリッツ、ジャミ&ゴンズなど、なぜかⅤに傾倒していた